monolith
モノリス

地上のモノリス 人がまだ猿人だった地球上に突如現れたこの「石版」は、ヒトザル(月を見るもの)を教育(進化)させる役目を持っていた。


月面モノリスの
呼称
石板 、黒石板、月面モノリス、ティコ石碑、ティコ・モノリス、TMA1 (ティコ磁気異常1号/Tycho Magnetic Anomaly 1 (*)) など。


月面モノリスが
発見された場所
月面の巨大クレーター密集地に位置する ティコ・クレーター (直径約85km) でモノリスは発見された。天文ファンの端くれが補足すると、月面の中で放射状に最も目立つ光条 (輝条) がのびているのがティコ・クレーター。この光条は太陽光線が高い所から当たった場合 (満月の時) が最も際立つ。満月は天体写真を撮るには好ましくないが、この光条の観察には最適である。


月面モノリスが
埋められた年代
小説2001年宇宙の旅及び小説2010年宇宙の旅では約300万年前。映画2001年宇宙の旅では約400万年前。地球上では新生代の第三紀 (新第三紀)。ヒトと類人猿の特徴を合わせ持つといわれる、あのアウストラロピテクスの時代である。


月面モノリスの
サイズ/比率
高さ約10フィート (3.05m)、幅約5フィート (1.53m)。比率は1対4対9。ティコ・クレーターの地下約20フィート (6.10m) のところでモノリスの最上部が露出した。つまり、地下約30フィート (9.15m) に埋められていたわけである。月であるから 「地下」 はおかしい.....という揚げ足取りはなしにしよう。


月面モノリスの
役目/正体
月面モノリスは、監視、情報収集、情報伝達 (通信) などを受け持っていたようだ。


木星(土星)
モノリスの
呼称
石板 、黒石板、土星/木星モノリス、ビッグブラザー、TMA2 (ティコ磁気異常2号/Tycho Magnetic Anomaly 2 )、星の門、スターゲート (star gate)、ザガートカ (zagadka) など。(*)


木星(土星)
モノリスの
サイズ/比率
高度5マイルの位置から見ると、高さ約2000フィート(610m)。高度500フィートの位置からなら、高さ800フィート (244m)、幅200フィート (61m)。比率は月面モノリスと同じで、1対4対9。


木星(土星)
モノリス

役目/正体

2001年の木星 (土星) モノリス/ビッグ・ブラザーについては、超空間の入り口 (あるいは出口でもある)、次元輸送管の末端、宇宙的な転轍装置、「銀河系のグランド・セントラル・ターミナル (*)」。その他、ワームホール (宇宙の虫食い穴) つまりブラックホールとホワイトホール、臨死体験、輪廻転生、奈落の底 (地獄) への直通便、逆に天国へのお導き等々、数え切れない解釈があり得る。

筆者の説を述べさせて頂くと、どうもこのモノリスは 「オートマトン (ジョン・フォン・ノイマンの想定した自己複製機構)」くさいのである。フランク・ティプラーのいう 「フォン・ノイマン探査体」 といっても良いだろう。すなわち、「ある宇宙文明が自己複製型の探査体を宇宙に送り出せば、自己複製によって瞬く間にそれら探査体が全宇宙に広まるであろう・・・しかし地球にそのような探査体がやって来た形跡はない・・・従って探査体を送り出すような高度な文明を持つETは存在しない・・・」 という説がとても気になるのである (ただし筆者は、ティプラーのようにETの存在や電波探査の意義を否定しないが)。モノリスはこのオートマトン/フォン・ノイマン探査体ではないだろうか。このことは映画2010年宇宙の旅を観れば更に説得力を持ってくる。木星におけるあの凄じいモノリスの増殖はオートマトンそのものだからである (小説では 「フォン・ノイマン・マシーンさ (**)」 というくだりが実際に出てくるのだ)。

そこで2010年の木星モノリス/ビッグ・ブラザーであるが、木星を恒星 (太陽)に変える、化学でいうところの触媒のような役割を担ったようだ。すなわち、木星の質量では恒星になれない→では木星の質量を大きくするには→木星の主要物質 (水素) をより質量の大きな物質に変換する (核種合成)→質量が10倍以上になれば木星は収縮を始める→核融合反応が起こる→木星は恒星になる。どうやら、木星モノリスは 「核種合成」 という段階に大きく係わったようだ。



大脳に蔓延る
極小モノリス

筆者が解き明かした最新の異端説である。 2001年宇宙の旅が出版・公開されるやいなや無数の2001年批評家が産声をあげたが、彼らは各々の批評を集合させることにより、混沌としたカオスの状態を現出せしめ、思索の過程で膨張・収縮を繰り返し、ついには、超新星爆発と見紛う閃光の背後に 「驚愕すべきその主題」 を発見するに至るのである。 モノリスはしたたかである。 わざわざ、TV中継されている宇宙船の前に出現したりはしないのだ。 人間の思考を支配する大脳の中で (究極的には遺伝子のレベルにまで到達するだろう)、そのオートマトンとしての特質を遺憾なく発揮すべく増繁殖を繰り返し、ミクロの宇宙からの変革を試みているのである。 現在も、、、

発見された場所 参考
2001年宇宙の旅 (早川書房) 2010年宇宙の旅 (早川書房) 2001 A Space Odyssey (Paperback) 2010 Odyssey Two (Paperback) 2001 A Space Odyssey (MGM) 2010 Odyssey Two (MGM.UA) Script: Internet Resource Archive (*) 2001年宇宙の旅 (早川書房) より引用 (**) 2010年宇宙の旅 (早川書房) より引用

Writer: Masaakix Web site: http://www.masaakix.interlink.or.jp/

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