__ | Lunar Orbiter 4 Alphonsus crater and Davy | __ |
Alphonsus crater and Davy, Lunar Orbiter 4 | Lunar Orbiter 4 Top | Alphonsus (lo_4) | Alphonsus (lo_5) | Alphonsus (Apollo-12) | Ranger 9 | Davy (Apollo-16) | |
イメージ中央の大クレーターがアルフォンスス・クレーター (Alphonsus Crater) である。Latitude:13.7 S、Longitude:3.2 W、直径約108km。ハロー (後光) 効果のかかったこのクレーター周辺は地質学的にも興味深いエリアであるが、このクレーターを論じるならば 「ガス噴出事件」 を無視することはできない。 1958年11月3日、クリミヤ天文台はアルフォンスス・クレーターの中央付近からガスが噴出しているのを発見する。 撮影されたスペクトル写真には炭素分子の吸収帯が認められたというのである。 後に、コールド・ムーンを通説とする学会において数々の論争を巻き起こす。1965年3月には、月面探査機 レンジャー9号 がアルオンスス・クレーター付近を衝突寸前までテレビ信号で送信した。 なお、アポロ12号もアルフォンスス・クレーターを撮影している。 イメージ左上の Davy crater (Latitude:11.8 S、Longitude:8.1 W、直径約34km) 付近の連鎖クレーターが有名な Davy crater chain だ。 この連なりは、47kmの長さに23個の小クレーターを含み、夫れ夫れの小クレーターは 1〜3 km 程の直径である。 どのようにして形成されたかについては諸説あるが、1994年7月に木星に衝突したシューメーカ・レビー第9彗星のような彗星群が月面に衝突したとの説も提出されている。 それにしても、整い過ぎの感がある連鎖クレーターである。Davy についてはアポロ16号 も参照。 |
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