__ | Apollo PLSS and OPS | __ |
Cutaway view of Apollo PLSS (Portable Life Support System) and OPS Other 1 Other 2 Other 3 宇宙服やLCGはエアコンでいえば室内機であり、これのみでは気圧や温度を制御できない。背中に背負う生命維持装置・PLSS (Portable Life Support System) や 酸素浄化装置・OPS (Oxygen Purge System) こそが生命維持の要となる。つまりこれらが 「室外機」 である。 なお、生命維持装置・PLSS (イメージの 下3分の2) と酸素浄化装置・OPS (イメージの 上3分の1) は、故障によるリスクを分散させる意図をもって、それぞれが完全に独立したシステムとなっている。生命維持装置・PLSS がメインシステムで、酸素浄化装置・OPS はサブシステム (PLSSの故障を想定した緊急システム) という位置付けである。 イメージの前面 (下) にはリモート・コントロール・ユニット (RCU /Remote Control Unit) も見えている。 宇宙服や生命維持装置・PLSS の機能は船外活動 (EVA) に限定されがちだが、実は、モジュール 内における 「予備の宇宙船」 としての存在意義もあわせもっている。いわば、アポロ計画全体を貫く 安全機構 (LM・月着陸船のLifeboat構想 や SM・機械船の多重ライン構造 等) の一環でもあるのだ。 |
▲ End of Apollo PLSS and OPS ▲