__ | Oxygen tank Apollo 13 | __ |
Oxygen tank and Fan, Apollo-13 Service Module |
元来、第一/第二酸素タンクは CSM(Command Service Module)の直流28ボルトで作動するように設計されていたが、アポロ13号のものは直流65ボルト規格に変更されている。もっともその変更には、ヒーター・サーモスタット・スイッチは含まれておらず直流28ボルト規格のままだった(なぜだろう?)。結果的には、あえて、直流65ボルトに絶えられないウイークポイントを作ってしまったともいえる。 アポロ13号 SM の第二酸素タンク(*)については、まず、テスト段階において不具合が現出していた。直流65ボルトを8時間流したことでヒーター・サーモスタット・スイッチが故障し、その結果として、攪拌用パワー・ファンの電線の絶縁被膜(テフロン)にダメージを与えたのである。 実際のアポロ13号ミッションでは、爆発直前まで、直流65ボルトを56時間流し続けて攪拌していたのだから、テスト段階と同様、攪拌用パワー・ファンの電線の絶縁被膜(テフロン)が剥がれ、スイッチオンと同時にショートしてスパークを放ったとしても不思議ではない。 - - - - - |
▲ End of Oxygen tank Apollo 13 ▲