__ | SWCE(Solar Wind Composition Experiment),Apollo 15 | __ |
SWC(Solar Wind Composition Experiment), Apollo-15 |
太陽風は、磁場を伴った、電子や陽子を含む帯電粒子のプラズマ流で、地球の磁場に絶えず影響を与えている。磁気嵐やオーロラの発生は太陽風が原因である場合が多い。彗星の尾が出現するのも同様である。フレア (太陽面爆発) 直後の太陽風は尋常ではなく、10,000個/1立方cm の粒子密度で飛び出してくる。 その太陽風を捕らえる実験が、アポロ11号、12号、14号、15号、16号 各ミッションで行われた。実験装置は、1.4 m x 0.3 m のアルミ箔のシートをポールに備え付けたもので、太陽の方角に向けられている。このアルミ箔シートを、77秒 (11号)〜45時間(16号) 太陽にさらし、地球に持ち帰って分析するのである。 そのアイソトープ (同位体) 測定では、ヘリウムの3、ヘリウムの4、ネオンの20、ネオンの21、ネオンの22、アルゴンの36 などが確認された。 |
▲ End of SWCE Apollo 15 Experiment ▲