__ | Luna 16 TOP | __ |
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1970年9月12日。ルナ16号(ルニク16号)が旧ソビエトのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる。 1970年9月17日に月周回軌道に入ったルナ16号スペースクラフトは、1970年9月20日、月面(肥沃の海) に軟着陸した。 今回のミッションでは、月面軟着陸の後に行われるサンプル採取に注目が集まる。そのサンプルは地球へ持ち帰る予定になっているからである。 ルナ16号スペースクラフトには月表面の土壌サンプル採取のためのアーム(ドリルなどを含む)が付属していた。同スペースクラフトは 26時間25分の月面滞在中に100グラム程度のサンプルを採取して、専用容器に密封保管し、上部(上昇)コンポーネントのみで月面を後にした。そのサンプルが地球上(旧ソビエト)へ持ち帰られたのは、1970年9月24日のことである。 なお、月面に残された下部コンポーネントは月面の温度や放射線に関するデータを地球に電送し続けた。 ドイツ連邦共和国(旧西ドイツ)の電波天文台(Bochum)によれば、月面上のルナ16号スペースクラフトからは高品質な月面画像が電送されていたとされる。 ただし、米国などは、この報告の信頼性に疑問を投げかけていたようだ。 |
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