moon base
クラビウス月基地

クレーター クラビウス・クレーターは 大規模クレーターが連なるサザン・ハイランド (月面の南部高地) に位置している。Latitude:58.8 S、Longitude:14.1 W、直径約245km。月の表側ではトップクラスの規模を持つクレーターといえる。月面で最も目立つ景観といえば光条 (レイ/Bright-Rays) が有名だが、クラビウス・クレーターも、コペルニクス・クレーター (Latitude:9.7 N 、Longitude:20.1 W、直径約107km。) やティコ・クレーター同様 かなりの規模でそれらを放っている。

フロイド博士たちは、ムーンバスで、このクラビウス基地から数百マイル離れた ティコ・クレーター (Latitude:43.4 S、Longitude:11.1 W、直径約102km) に向かい、そして、TMA1 (ティコ磁気異常1号/ティコ・モノリス) に備わっている 「進化のスイッチ」 を押すことになるのである。



基地 映画では、クラビウス基地はエアリーズ号(アリエス1Bムーンシャトル)の着陸を司る区域と会議室の場面しか描かれていない。しかし、これが小説となると かなり詳細に述べられている。それによると、基地内の住人 (職員) は、「千百人の男子職員と六百人の女子職員 (*)」 で、その大部分が科学者や各分野の専門家で占められている。また、基地は、生命維持に必要なほとんどの元素を自給自足可能であり、地球を真似た 「循環システム」 まで確立されている。数エーカーにも及ぶ温室内の植物が、炭酸ガスを消費し、酸素を供給し、さらには自身を食物として提供しているのである。

クレーター 参考
National Aeronautics and Space Administration (NASA) 2001年宇宙の旅 (早川書房) 2010年宇宙の旅 (早川書房) 2001 A Space Odyssey (Paperback) 2010 Odyssey Two (Paperback) 2001 A Space Odyssey (MGM) 2010 Odyssey Two (MGM.UA) Script: Internet Resource Archive (*) 2001年宇宙の旅 (早川書房) より引用 (**) 2010年宇宙の旅 (早川書房) より引用

Writer: Masaakix Web site: http://www.masaakix.interlink.or.jp/

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