__ | Cold Cathode Gauge Apollo 14 Experiment | __ |
Cold Cathode Gauge Experiment, Apollo-14 |
月の大気圧(分子数)を測定する実験である。月は非常に希薄ではあるが大気(気体分子群)を持っている。ただ、重力が小さい(脱出速度が小さい /月表面で秒速2.38km)ために大気が容易に宇宙空間に逃げてしまうのだ。月にとどまっている大気にしても太陽からの紫外線でイオン化されたり太陽風で飛ばされたりする運命にある。 この実験で計測された大気圧(分子数)は夜間で、1立方センチメートルあたり約200,000個の分子数である。これは、地球の大気の 100,000,000,000,000分の1 にすぎない(しかしゼロではないのだ)※。 この実験は12号、14号、15号で行われた。12号は短時間の実験であったが、14号と15号では月面に残された観測機器が1971年〜1975年まで観測結果を地球に送信していた。ただし、12号〜15号においては、月の大気の構成(気体の種別や割合等)までは観測されない。大気の成分・構成については17号の 「Lunar Atmospheric Composition Experiment」 を待つことになる。 - - - - - |
▲ End of Cold Cathode Gauge Apollo 14 Experiment ▲